Code for Kanazawa 2014 – 2014年のCode for Kanazawaの一年を振り返ってみました

ちょっと時期外れな感じもありますが、2月に入って少し落ち着いたので、昨年、2014年のCode for Kanazawaについて振り返ってみました。何しろ、2014年は個人的にはシビックテック元年とも思える年。日本全国にCode for コミュニティが立ち上がり、多くのメディアが取り扱うようになり、一気にシビックテックの取り組みが注目された年でした。

Code for Kanazawaとしても大きく変化を遂げた年でもあったのですが、どんな一年だったのか。備忘録もかねてちょっと長文なので、興味のあるところだけ読んでもらえたら幸いです。

1. 5374の全国拡大

Code for Kanazawaの名前を大きく広げるきっかけとなったのが、この5374(ゴミナシ).jpというアプリの存在です。5374のWebサイト

このアプリは、”いつ、どんな種類のゴミが収集されているのか?”という簡単だけど、とても大事な問いにシンプルに回答しました。”資源ゴミはいつ捨てればいいんだっけ?”、”これは燃えるゴミ?”、そういうことが簡単に分かるようになったわけです。5374は2013年9月にCode for Kanazawaの手で金沢市版が開発され、10月25日にオープンソースとして公開されました。「まもなく公開するよ!」と大阪で公に発表したのがつい最近のような感じです。

それから2013年暮れに沖縄県の石垣市、豊見城市の二つの都市が5374をリリースされたのをきっかけに、2014年から様々な都市で開発が行われ、現在、65都市以上の都市に5374が存在するまでとなりました。また、facebook上に開発者や利用者のためのコミュニティが存在し、現在、163人のメンバーが情報交換を行っています。こうしたコミュニティでは5374をより便利にするツール(例えば、「5374をiCalに対応する方法」)などが自主的に開発されるなど、僕自身も皆さんの発想力と実現力に驚きます。

3月にはオープンデータ流通推進コンソーシアム(現:一般社団法人オープン&ビックデータ活用・地方創生推進機構)から優秀賞とOKFJ賞をダブルで頂きました。

12月11日〜13日に開催された日経エコプロダクツ展では日経さんの御力添えもあって5374ハッカソンを開催することができました。オープンデータやITとは違う環境系の方々にも5374という存在を広くアピールし、興味のある方にはその場で作ってもらうというワークショップを行いました。

今年2015年はこの5374を継続的に安定運用していくため、ビジネスモデルの確立を目指したいと思います。非営利団体が行う非営利事業として、どこまでやれるのか、意外に難しそうです。でも幾つかプランはあるので、ご興味ある方、ぜひジョインしてください!

2. アーバンデータチャレンジ2014への参加協力

UDC2014  UDC2014_2

アーバンデータチャレンジ2014の活動拠点の一つとして石川県から参画させてもらい、地域課題のためのオープンデータ活用とアプリ開発、コンテストへの応募を実施しました。4回連続のアイデアソン&ハッカソンを実施し、参加者はのべ92名。自治体関係者の方々にも多くご参加して頂いています。初回のアイデアソンでは1/3が自治体関係者で、アイデアを考える際に「こういうデータは既にあるので出せるかも」、「これは自治体としては実施しづらい」など、現実的なアイデアを作っていく上での助けになっていました。

こうしたことからも、自治体の方々も市民の大事なパートナーとしてともに考えて、ともに創っていく姿勢が大事だなぁと思われます。

最終的にアプリコンテストへの応募は、アプリ部門に3つ、データ部門に1つ、アイデア部門に2つ、ソリューション部門に1つ。

また、アーバンデータチャレンジのハッカソンをきっかけに、石川県として初めてオープンデータの公開が実現するなど、地域にオープンデータ活用の輪を広げていく活動としても成果を残せました。

プレミアム・パスポート オープンデータ

開発 されたアプリの幾つかは、Code for Kanazawaとして近々、リリースさせて頂きます!

3. 金沢市アプリ開発塾への協力

金沢市が実施するアプリ開発塾という取り組みにも、実際の開発塾コーチとしてご協力させて頂いています。このアプリ開発塾は、金沢市内と近隣の大学生チームにアプリ開発をコーチングしていくというものです。地域に若手の開発者を増やしていくことは、Code for Kanazawaの目指すシビックテックのためにも大事なことです。

現在も学生4チームとコーチ4人が熱心なミーティングを定期的に開いて、アプリリリースに向けて頑張っています。成果はきちんと発表したいなぁと思っていますので、ぜひ期待して頂けたらと思います。

4. インターナショナル・オープンデータデイ2014への参加

IOD

昨年のインターナショナル・オープンデータデイは石川県では初めての開催であり、Code for Kanazawaとしても初めての大きなイベントでした。このときの青果物は具体的に動いていったものは残念ながらなかったのですが、このイベントでのオープンな場で皆で課題解決を考えていくというやり方に共感を覚えた方がとても多かったのが印象的でした。このイベントで複数の自治体の方ともつながることもできましたし、それよりも何よりも40名近くのたくさんの方に参加してもらえて、Code for Kanazawaをコミュニティとして広げていくきっかけともなりました。

この時、予算なんてほとんどなかったのにファシリテーターを引き受けてくださったRodoさんには大感謝です。

集合写真のアップロードが金沢だけ遅れて、しばらく写真が香箱蟹の写真(写真も送らずに懇親会で食べてた蟹の写真を呑気にSNSでアップしてた)が出ていたのも今では良い思い出です(笑)

5. 金沢井戸端会議(ミートアップ)の開催

Code for Kanazawaは気軽に参加して相談できる、話せるという場が用意されていませんでした。そこで、Code for Japanの有志で運営されている井戸端会議を参考に、気軽に集まれるミートアップの場を金沢でも用意しようと考えました。一部のシビックハッカーでは既に有名なCode for Kanazawaの西坂さんを幹事に「金沢らしく美味しい食事とお酒を頂きながら」という枕詞をつけて毎月開催されています。

気軽な会ということもあって、ハッカソンや他のイベントとは違い、いつも参加されない方々の参加が多いようです。Code for Kanazawaの活動を多くの方に知ってもらう場にもなっています。

6. コミュニティとしてのCode for Kanazawaの拡大

この一年の活動を通して、活動メンバーが大幅に増えました。もともとは9人で立ち上げたCode for Kanazawaでしたが、あれから1年半以上が経ち、新しい血がどんどん入ってきている感じがします。また、僕も含めてメンバー自身も経験を積み、様々なことにチャレンジできるようになりました。

市民が自ら参画して地域の課題に取り組む。誰でも参加できるオープンな場を用意して活動し、オープンに情報発信する。地域にとって中立公正の立ち位置でいる。どれも簡単なことではなかったりするのですが、こうした考え方を持った活動が世界を変えていくのではないかと思ったりしています。コミュニティが拡大し、多くの人がこうした考え方を持つことこそがキーなのかもしれません。

7. 全国でCode for Kanazawaの活動を先進事例として紹介

2014年はCode for Kanazawaの活動を広くご紹介する機会に恵まれました。2月のDevelopers Summitを皮切りに、月に一度はどこかでCode for Kanazawaのことをお話させてもらうといった感じでした。こういう機会を通じて、僕自身が様々なことを考えることができて成長できましたし、何と言っても各地域のCode for コミュニティやシビックハッカーの方々と交流できたことは財産となりました。

2015年もこういう機会に恵まれていくのかは分かりませんが、今後も機会がある限り、積極的に取り組んでいきたいと思います。

8. 一般社団法人化

2014年2月28日、任意団体でしかなかったCode for Kanazawaは一般社団法人コード・フォー・カナザワとして法人化しました。法人化したのは、今後リリースしていくプロダクトに運営面も含めて責任を持っていくという姿勢の表明と契約主体になれるというメリットからでした。

立ち上げた9人は、そのまま理事になり、今もCode for Kanazawaの活動に参加しています。法人として社員を増やす考えはなく、コミュニティCode for Kanazawaの活動を大きくしていきたいと考えています。

Code for Americaの存在を知り感銘を受けたものの、日本にそういったものがなかったため、それを創りたいと思ったのが2012年5月。仕事でお世話になってる方に軽い気持ちで相談してみたところ「それ創りましょうよ!」と後押しをしてくれたことが、Code for Kanazawa設立のきっかけでした。2013年5月に任意団体として設立される時、9名ものメンバーが集まったのも今考えると、とっても有り難いことです。

それからCode for Japanが立ち上がり、2014年に入ると続々と各地にCode for コミュニティが立ち上がっていきました。2014年はシビックテック系コミュニティ誕生の年だった気がします。

2015年はどんな年になるんでしょうか。僕としては、とにかく焦らず日本のシビックテックが成熟をしていく一年であって欲しいなぁって思っています。Code for Kanazawaとしては、アーバンデータチャレンジ等で開発されたアプリをきちんとローンチし、5374のビジネスモデルを確立し、石川県全体をオープンデータ、シビックテック先進地域にしていくことでしょうか…。

2015年は、Code for Kanazawaやシビックテックの世界から、たくさんのヒーローが出て欲しいなぁって思っています!これからもよろしくお願いします!

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