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月別アーカイブ: 7月 2014

7月12日(土)、7月13日(日)と能美市辰口温泉で開催されたウルトラアート七夕縁日は大盛況のうちに終了しました。

二日間、運営側の一人として現場にいながら感じたことは、能美市の普通の人たちがこの縁日をとても楽しんでいること。アートが普通の人たちに展開されていく様子が感じられました。ほんとに近所から集まってきて、そこに座ってアートを楽しむ。そんな姿があちらこちらで見かけられました。子供たちもとても多く、家族の楽しむ姿はまさにアートの縁日!

それは運営サイドもそうで、このイベントの実施の大部分は能美市在住やゆかりの人たちが手弁当で助け合って実施されています。

 

今、多くの地域でアートを軸にしたまちづくりや地域活性化、観光誘客が試みられています。能美市のウルトラアートもその一つと言ってしまえばそれまでなんですが、幾つかの可能性を感じました。

  1. 地域の普通の場所がアートエリアになる
    今回の場所は「辰口温泉」でした。会場になった多くの場所がそうですが、特にアートを映えるように見せるために作られた場所ではありません。それどころか、そこは普段から普通に使われている農道だったり、駐車場だったりしています。
    なので、完璧を目指そうと思えば不満も出てくるところはないわけではありません。しかし、通常の空間がアートを展開できる空間になるということは、町全体をアート一色にしていこうと思った時に、それは大変な強みになると思います。
    今回の七夕縁日で、ウルトラアートの実行部隊がそれをできるということを証明できたことは大変な意義だったのではないかと思います。


  2. 市民が主体になって参加するアートイベント
    一日目だけで少なく見積もっても2,500人以上の方が参加されていたそうです。(失礼な話ですが)普段はそんなに賑わうことのない場所が、その両日だけは人にあふれていました。その多くは市民の方だったようです。ローカルに閉じたイベントだなぁと思えるのですが、それは異なる見方もできると感じてきました。
    多くのアートプロジェクトの模範例となっている新潟県の越後妻有「大地の芸術祭」でさえ、最初は現代アートに積極的でない地域が多かったと聞いています。それだけこうした地域に根ざしたアートプロジェクトをやろうということは難しさがあるということだと思います。
    しかし、ウルトラアートの関係するイベントは、実は昨年から少しずつ色々な場所で実施されていて、それぞれの地域で地元の参加者を多く集めてきました。これは地元の理解が着実に広まっているということを示します。また、今後も能美市で実施されてない地域を中心にアートイベントが展開されていくという話を考えると、しだいにアートは能美市全体の共通認識となり、住む人みんなが何かしらのアートを楽しむ町になっている可能性があります(これはとても素敵ですよね!)。
    それは、来年2015年のウルトラアートフェスティバル(本祭)実施に対する、とても強いパワーになることは間違いありません。そして、そういったパワーが波紋のように市外、県外へ広がっていくのではないかとさえ思います。


  3. オープンイノベーションなアート
    ウルトラアートは、その根本にオープンな思想があります。それがシェアアートです。
    シェアアートは、クリエイティブコモンズ(CC)のライセンスルールを使って、アートをオープンに利用できるようにしようという考えです。シェアアートでは、作品そのものだけでなく、自分のシェアレベルに応じて「作品の作り方(設計図や製造メモ、レシピなど)」や「作品素材(aiデータや材料など)」まで提供可能になっています。オープンにしたければ、作品の写真の利用だけでなく、作り方と素材まで提供して、誰でも同一又は類似のアート作品を創り出すことができるというわけです。
    アーティストはオリジナリティが勝負だということは重々承知ですが、その一方で良いものを真似して(影響されて)様々な作品は創られてきているはずです。
    作品をオープンにし、誰もがアートに携われる時代。ウルトラアートは”一人一人がアーティストに”という考え方があります。まさにその実践になっています。
    今回の七夕縁日の作品群の多くもシェアアートとして公開される予定です。

ultra5

今後も、どんどんと色々な取り組みが実施される能美市のウルトラアート。(ボランティアベースになりますが)このアート事業に携わりたい人 は誰でも参加できます。能美市外の方でも構いません。

この可能性を一緒に楽しんでみませんか?ご興味がある方は、infoatultraart.jp(atは@に変更してお送りください)までご連絡ください。

今後も能美市ウルトラアートの応援をよろしくお願いします。

ウルトラアート七夕縁日

いよいよ明日7月12日(土)から二日間かけて、辰口温泉ウルトラアート七夕縁日が開催されます。七夕にちなんで辰口温泉を光の温泉に演出するアートイベントで、楽しいだけでなく美しくロマンチックな温泉街を創り出します。子供はもちろんですが、女性の方々もきっと満足できるはずです。

ウルトラアートは以前も記事に書きましたが、昨年度から始まっている石川県能美市の観光事業として立ち上がっているもので、来年2015年秋に開催される第1回のウルトラアートフェスティバルに向けて、着々と準備が行われています。

もともとは、プランナーである株式会社マシロの北野さんがこのアート事業の絵図を書き、現在はウルトラアート de 元気プロジェクトというコミュニティ組織が能美市行政の方々と一緒に取り組んでいます。僕は元気プロジェクト内で、ウルトラアートのITによる情報発信、コミュニティの拡大、そしてオープンなアートコンテンツ(シェアアート)の設計と情報発信などを担当しています。

このウルトラアートが明日からの二日間の七夕縁日イベントをプロデュースしていますので、まずはイベントを簡単にだけご紹介します。明日本番までは写真は差し控えたいので。…完成してない作品もあって写真がないって話もありますが(笑)

まず、”ひかりのみち”です。駐車場から会場までつながる田んぼ道。普段はこんな感じですが…。

ひかりのみちセット前

ここが能美市の保育園児たちの七夕の絵をもとに作られたライトが照らしてくれます。完成型はおそらく今晩でないと見られない気もするのですが、何もなかったところとは思えないぐらいに美しく彩られるはずです。

また、来場者には先着1000名でこんなプレゼントもあります。これは来場してくれたお客様自身も”ひかり”を身につけてもらうことで、会場全体も空間アートとして演出できたらと考えているからです。

”一人一人がアーティスト”、そういうふうに語ってくれた能美市役所の方の言葉に共感して、僕らとしては、今回、全員がアーティストとして参加してもらえたらと思っています。

また、辰口温泉の足湯には竹細工とミラーボールで作られた光の巨大オブジェが設置されます。今はまだこんな感じですが…、当日までには完成します!作ってるところを観たいですか?…今晩、設営中のときに見られるかもしれませんよ。

そして、弊社アイパブリッシングからは保育園児の七夕の絵をスキャンして取り込んだものをつなぎ合わせた映像の投影をひかりのみち付近で行います。スキャナはもちろん、PFUさんのSnapLite

イベント当日、その場で絵を描いてリアルタイムに映像へ追加もできますので、七夕の絵を描きたいというお子さん、女性の方(もちろん男性の方もOKです)、ぜひ描きに来てください!SnapLiteが、ガンガン稼働しますよ(笑)絵を描いてくれた方には、PFUさんご提供のちょっとした素敵なプレゼントがもらえるかも。

どんな映像かは当日までのお楽しみですが、実は少しだけ能美市のマスコットキャラクター”のみまる”くんが登場します。しかも…、な、な、なんと動きます!

 

動かして良かったのか分かりませんが…、ウルトラアートはオープンなアートを目指してます。きっと大丈夫なはず!!

映像は3Dバージョンもあるので、そのときは会場に準備してある3Dメガネでお楽しみください。お子さんの絵が飛び出て見えるので、ビックリです。

なお、こういったアートものだけでなく、縁日ですから飲食ブースやひかりものの夜店(宝石の類ではないです)、路上パフォーマンスもいっぱいです。ピエロ、火の舞踏、マジック、ジャグリング、アカペラなど、なかなか見られないパフォーマンスも多いので、ぜひそちらも楽しんでください。

また、土曜日だけ同時開催で近くにある里山の湯でもウルトラアートのイベントをしています。こちらには”五彩風船の森”やハンモックcafeなどがあるので、必ずこちらもお立ち寄りください。五彩風船の森は、昨年、スカイパラソルを手がけたメンバーが手がけてますよ。

伝え忘れていることがいっぱいある気もしますが、明日からのウルトラアート七夕縁日は、言わばウルトラアートのデビューイベントとも言えます。昨年からも活動はしていましたが、本格的なものは今回が初めて。それだけに手探りで慣れないこともいっぱいありますが、ぜひぜひご来場ください。

会場マップはこちらです。チラシから拝借です。

なお、駐車場はこちらになります。

物見山陸上競技場駐車場
・物見山室内競技場駐車場
能美市役所駐車場

億単位で動くアートプロジェクトとは異なり、市民参加型で少なめの予算でもちゃんとできるということ。また、ウルトラアートが目指す、言わば”オープンイノベーション”の精神を出していければと思っています。

皆様のご来場を楽しみにお待ちしております。 あ、浴衣で来るといいことありますよ!!